シルバー人材はゴールドに変わる~ビジネスのオーバーエイジ枠の話~

笑っていいとも!」の司会者を勤めた、「4ヶ国語麻雀」や「イグアナ」で知られるお笑いBIG3の一角・タモリさんといえば、近年は「ブラタモリ」での街歩きで人気です。

そんな、タモリさんは、太平洋戦争終戦直後の1945年8月22日生まれなのだそうです。

相変わらずの人気のタモリさんですが、一見して若々しいのですが、年齢だけ考えると既に70代で、実はおじいさんの年齢であることに気付かされます。

他のお笑いBIG3についてもビートたけしさんが1947年1月18日生まれ、明石家さんまさんが1955年7月1日生まれと、最も若い明石家さんまさんでさえも、赤いちゃんちゃんこを着る年齢を既に過ぎていることに気付かされます。

また、音楽の世界では、「時間よ止まれ」などの大ヒットで知られ、1978年に出版した自伝「成りあがり」が100万部を超えるベストセラーとなったロックのカリスマ・矢沢永吉さんは1949年9月14日生まれです。

そして、フジテレビの月9「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」などのヒットで知られる小田和正さんは1947年9月20日生まれと、お二方とも現役のアーティストでありながら、実は結構なお年であるということには驚かされます。

芸能や音楽の世界には会社員のような定年制はありません。だからこそ、エネルギッシュなやる気あふれる先輩たちが、現役バリバリで活躍し続けることができるのです。

厚生労働省によると、近年の我が国の健康寿命は男女とも70歳を過ぎているのだそうで、アラフォーみたいな言い方でいくとアラセブンの皆さんにも健康的でパワフルな人材が多数おられて、活躍中というのも頷けます。それよりも若いアラシックスなら、尚の事、活躍しておられるのではないでしょうか?

芸能や音楽の世界に限らず、様々なビジネスの世界にも、高年齢者と呼ぶのが何だか似合わない、やる気あふれる人材が多数おられるのではないかと思います。

その一方で、我が国の多くの企業などでは定年制度を設けており、規定の年齢に達した人材を退職させています。定年退職後の再雇用の仕組みを設けている企業などもありますが、待遇がそれまでより下がるなど、まだまだやれる方々にとっては物足りないと感じる場合があるようです。

矢沢永吉さんがロック界を定年退職したらおかしいと思いませんか?カリスマとは行かないまでも、かなりの凄腕ビジネスパーソンが年齢を理由にその世界を去るなんてもったいないです。

また、定年退職後の仕事と言えば、全国各地にあるシルバー人材センターが知られています。

シルバー人材センターとは、高年齢者雇用安定法により定められた、高年齢者臨時的短期的または軽易な業務を、請負・委任といった形で行う非営利の団体です。

ここで得られる仕事の内容と言えば、庭木の剪定、文書の整理、駐車場の管理、展覧会の受付など、ちょっとした作業を中心に多岐にわたります。こういった仕事を、人生経験豊富な先輩たちが、妥当なお値段で引き受けてくれるのです。

確かに、ここでの仕事には、やりがい人々との交流があり、それなりの満足度があると聞きます。

しかしながら、ここで活動しているシルバー人材の皆さんが、もし、現役時代はかなりの腕前のビジネスパーソンだったとして、その方のプロフェッショナルとしてのスキルや精神は、これらの仕事の中で、存分に活かし切ることができているのでしょうか?

還暦を迎え、シルバー人材センターに加入することができるようになってからも、健康寿命はあと10年以上もあります。

もし、還暦後の皆さんが、所属していた企業などの定年再雇用や、シルバー人材センターの仕事に何かが足りないと考えておられるのなら、それは大変もったいないことです。

なぜなら、この10年という時間は、少年が大人になるまでの期間として十分であるように、プロジェクトにとっても成長を遂げて成功を掴むには十分な期間なのです。

何かが足りないという気持ちは、やる気の証です。そのやる気次の10年のテーマにぶつけていただきたいのです。

例えば、ブックオフの創業者・坂本孝さん(1940年5月4日生まれ)は、2007年にブックオフを辞めた後、2009年に飲食業に参入し、「俺の」シリーズを手がけています。

新しいことを始めるのに、年齢は関係ありません。60代でも70代でも、やる気があるのなら、新たなチャレンジを始めていただきたいのです。自らが発起人になってプロジェクトを立ち上げるもよし、誰かとチームを結成して取り組むのもよし、若い方のスタートアップに加わるもまたよしです。

IT関連企業などなら一気に成長して数年でマザーズに上場するなんて場合もあります。10年以上の時間があれば、新規プロジェクトへの参画から、株式公開までを経験するというのも不可能ではありません。

ビジネスの「オーバーエイジ枠」にはスポーツのような人数制限はありません。場面に応じて、プロジェクトに「オーバーエイジ人材」の力を取り入れ、成長しましょう!

高年齢者とかシルバー人材という言葉の先入観から、私達の社会は、今時の元気な60代や70代の人材過小評価してはいないでしょうか。

経験豊富なベテランには、様々な情報が詰まっています。この情報を、様々なプロジェクトの成長に役立てれば、社会にそれなりの価値をもたらすはずです。

私達の社会は、その価値を目の当たりにすることで、永らくシルバーだと考えていたものが、実はゴールドであったことに気づくことでしょう。

各産業は、年齢についての先入観を捨て、やる気あふれる60代や70代の人材を、スポーツで言うところの「オーバーエイジ枠」のようにして、起用していけば良いのです。

オーバーエイジ枠」の活用は、Jリーグ初期にジーコさんなど各国のベテランが活躍したことが、その後の我が国のサッカーの向上に繋がったように、単に本を読んだり、研修を受けたりしただけではなかなか会得できないプロフェッショナルとしての心構えなどを、組織が吸収することに繋がることでしょう。

勿論、「オーバーエイジ枠」の人材にも、ゴールドの輝きを放つための切磋琢磨が必要であることは言うまでもありません。

当サイトでは、この「オーバーエイジ枠」の人材を、「オーバーエイジ人材」と呼ぶものとし、様々な企業などの皆さんに「オーバーエイジ枠」の活用をお勧めします。

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