国内MBAのすすめ～人生を変える自己投資を！～

「３０歳までは貯金をするな！」

これは、一時代を築いた或る資格試験予備校の創業者が仰っていたことです。この学校自体は既に過去のものになりましたが、物事を成し遂げた人物の教えだけに傾聴に値します。じゃあ、貯金をせずに何をすればいいのでしょうか？

それは自己投資です。

投資と言うと多くの方が、株式や投資信託、債券や不動産などの購入を思い浮かべることでしょう。しかしながら、これらの金融商品などは、環境の変化によって価値が増減し、最悪の場合は紙くずとなってあなたを裏切ります。

しかし、あなた自身はあなたを裏切ることが絶対にありません。だからこそ、あなたがあなた自身を投資対象とすることに意味があるのです。

じゃあ、具体的に何をすればいいのでしょうか？

それは、あなた自身が人生という長い冒険を、最後まで生き残るために必要な「武器」の獲得です。

もちろん「武器」にも様々な種類があります。

教養や語学を学び、会計やファイナンス、法律、ITなどの実学を身につけスキルアップすることもそうですが、様々な人と交流し、信頼関係を構築して形成した人脈なども強力な「武器」になってくれることでしょう。

そして、忘れてはならないのが人間的な魅力です。昔から「鶏口となるも牛後となるなかれ」と言いますが、実際に「鶏口」となり、集団を率いていくためには、人物として磨かれているだけでなく、他人が付き従うようなリーダーシップが必要なのです。

人生という限られた時間の中で、これらの「武器」を手に入れていくのは簡単ではありません。また、手に入れた「武器」を損なわないためには、「武器」を磨き続けることが必要です。いずれにしても甘い道などありません。

この「武器」獲得に向けての自己投資を一気に比較的短期間で行える環境がビジネススクールです。ビジネススクールとは、「MBA（経営学修士）」の学位を取得するための大学院レベルの学校です。

かつては「MBA（経営学修士）」取得というと、欧米の大学院に会社派遣、もしくは会社を辞めて留学するイメージがありましたが、今では日本国内にも本格的なビジネススクールが幾つも誕生しています。

国内MBAについて世界MBAランキングの上位校などとの比較をして、「行く価値がない」などの批判的評価をする方がいます。でも、本当にそうなのでしょうか？

確かに偏差値ランキングのような考え方をすれば、一見して無駄な投資のようにも思えます。しかしながら、何事もそうなのですが、大切なことはどこの学校で学んだかではなく、本人が何を得て、それを糧にして何を成し遂げるかなのです。

そして、国内MBAには海外ビジネススクールへの会社派遣の制度が無い環境にいる人材が、会社を辞めずに「MBA（経営学修士）」を目指す事ができるという強力なメリットがあります。

つまり、大相撲に例えると「雲龍型」ですね。守りつつ攻めるやり方で「MBA（経営学修士）」になれるのです。もちろん、MBAホルダーになったからと言って、成功が保証される訳ではありません。でも、まずは「武器」一式を手に入れなければ、勝負は始まらないのです。

さあ、「国内MBA」で成功をめざしましょう！