官僚が息子を医大に不正に入学させた不祥事により、「下駄を履いた医師」がいる可能性が明るみに出ました。実力主義の職業「起業家(アントレプレナー)」の世界には裏口入学なんてありませんし、学歴も資格も不問です。誰にでも門戸が開かれています。
勤務医の平均的な年収は1000万~1500万円内外と言われており、開業医ともなると平均的な年収は2000万~3000万円にもなると言われています。また、近年の「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)でも、医師は弁護士、公認会計士などを退け、主要な資格別の平均年収で1位に輝いています。
しかも、高齢化・長寿化によって医療のニーズが高まることが予想され、安定的な就職先としてだけでなく、事業を仕掛ける領域としても魅力的です。
そういう背景もあってか「我が子を医師に」と考える教育熱心な親御さんが多数おられると聞いています。
2018年には、文部科学省の官僚が、医大に対して便宜を図る見返りに、自身の息子を不正に入学させてもらったという不祥事が話題になりました。
不正は悪ですが、見方を変えると、こういう不祥事が起きてしまう位に、教育熱心な親御さんの目には、我が子の進路を考える上で、医師という職業が非常に魅力的な選択肢に映るのかも知れません。
学生にとっても、ある一定の将来が結構な確率で約束されるのですから、青春を費やすに足りる進路になり得るのでしょう。
しかし、残念なことに、フォーブス誌が発表している「世界富豪ランキング」の上位に、医師は登場していません。
2018年のランキングを例に取ると、ジェフ・ベゾスさん(Amazon創業者)、ビル・ゲイツさん(マイクロソフト創業者)、ウォーレン・バフェットさん(投資家・バークシャー・ハサウェイCEO)と、誰もが納得の方々が「表彰台」を占めています。
4位以降も、ベルナール・アルノーさん(実業家・LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンCEO)、マーク・ザッカーバーグさん(Facebook創業者)、アマンシオ・オルテガさん(インディテックス創業者)などが続きます。
他、Google創業者のラリー・ペイジさん、セルゲイ・ブリンさん、テンセント創業者の馬化騰さん、アリババ創業者のジャック・マーさんなどが上位にランクインしています。
また、日本人に限ると、孫正義さん(ソフトバンク創業者)、柳井正さん(ファーストリテイリング代表)、滝崎武光さん(キーエンス創業者)がベストスリーで、他には、永守重信さん(日本電産創業者)、三木谷浩史さん(楽天創業者)、似鳥昭雄さん(ニトリ創業者)などが登場しています。
このランキングに登場する多くの大富豪たちに共通する要素とは一体何でしょうか?
「プロレス最強論」のように、当サイトでは「起業家(アントレプレナー)最強論」を唱えたいと思います。創造には現状の打破(破壊)が付き物です。ぜひ皆さんも「創造的破壊」を行い、世界を変える「起業家(アントレプレナー)」を志してください!
それは、自ら事業を立ち上げた「創業者」であると言う点です。
彼らは、医師でもなければ、弁護士でもありませんし、官僚でもなければ、戦略コンサルタントでもありません。そして、F1ドライバーでもなければ、スーパースターでも、ベストセラー作家でもありません。
つまり「創業者」、言い換えると「起業家(アントレプレナー)」こそが、「世界富豪ランキング」に最も多くランクインする職業なのです。そうである以上、「起業家(アントレプレナー)」が、世界の頂点に立つ「最強の職業」であると言えるでしょう。
勿論、保有する資産の規模が全てではありませんが、獲得してきた資産は、その人材が発揮してきた価値を測る尺度としては十分有用性があります。
創造的な活動により新たな価値を生み出せば、その生み出した価値の質や量に応じて他人のお金も動きます。要するに、その人材が良い価値を生み出せば生み出すほどに、多くの富を得ていくと言うことです。だから、資産の規模はその人材の活躍を測る重要なモノサシの一つなのです。
このコラムをわざわざ探して読んでいる時点で、読者の皆さんは、成功を志すやる気あふれるビジネスパーソンであるとお見受けします。
そんな皆さんに申し上げたいのが、「起業家(アントレプレナー)」は、ワールドクラスの成功への可能性を秘めた「夢の職業」でもあると言うことです。
また、「起業家(アントレプレナー)」という職業は、「最強」でありながら、特定の資格や学歴を必要とせず、年齢、性別、現在の職業などの一切を問わず、誰にでも挑戦の扉が開かれています。
実際、手塚治虫さんは漫画家という職業を続けながら、マンガのお金でリスクテイクし、「鉄腕アトム」により日本初の本格TVアニメを仕掛けた「起業家(アントレプレナー)」でもあるのです。
漫画家でも、サラリーマンでも、学生でも、主婦でも、「志」と「起業家精神(アントレプレナーシップ)」さえあれば、「起業家(アントレプレナー)」への挑戦権があります。
読者の皆さんは、現在の職業や、他人のプロジェクトに雇用契約などで参画し、収入が少し増える可能性がある転職に満足ですか?
もし、「世界富豪ランキング」にランクインするような、ワールドクラスの成功にご興味をお持ちなら、転職の選択肢に「起業・独立」を今すぐ加えましょう。
「起業家(アントレプレナー)」になると、もれなく5年後の生存率15%未満、10年後の生存率7%未満、20年後の生存率は1%未満という起業・独立の現実が待っています。生き残りに向けては、ご自身の能力や経験などを定量的に把握し、他人と比較することで弱点をあぶり出し、鍛えてください。当サイトでは人材が自分のビジネスパーソンとしてのレベルを知り、自己分析する為のツールを製作中です。完成し次第皆さんに公開する予定です。
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