「大物」になるために必要なこととは、一体何でしょうか?この問に対しては、或るお方から解が示されています。それは、勉強をすること、本を読むこと、そして、「亀」に乗ることです。
これは「ゴーマニズム宣言」の作者で「朝まで生テレビ」の論客としてもおなじみの小林よしのりさんの作品「おぼっちゃまくん」に登場する御坊財閥998代目当主の御坊亀光(主役の御坊茶魔のお父ちゃま)の教えです。
勉強と読書は現実の世界と同じとして、「亀」に乗ることについては、人の上に立つような「大物」になるには、あわてずにじっくりと物事に取り組むことが大切だということでしょう。
もちろん「まいっちんぐマチコ先生」などと同じくPTAによる子供に見せたくないアニメに選ばれた伝説的ギャグ漫画に出てきた教えですので真に受けてはいけませんが、一理ありですね。
「なるほど一理ありだな」と思っても、実際には亀に乗らないようにしましょう!亀はおとなしい動物です。かわいがってあげてください。
大切なのはこれから乗るべき「波」を探し当てることです。その上で乗り方を考えましょう。
では、現実の世界で「大物」になるために必要なこととは、一体何でしょうか?勉強と読書は当然として、後は何が必要だとお考えでしょうか。
それは、「波」に乗ることです。
かつてYahoo!のネットサーファーという職業がありました。彼らは時代の潮流や押し寄せる情報の波を巧みに乗りこなし、有益な情報をサーチエンジンという媒体を通して、高度情報化時代のインターネットユーザーたちに提供していたのです。
時代の潮流も情報の波も、流されてばかりではそこから何も得ることができません。主体的に日々、潮の目を読み続け、「これは?」と言う波を見つけたら、躊躇せずに一歩踏み出さなければなりません。
千載一遇の好機なんてそう何度もありませんし、誰も乗るべき波の到来を教えてなんてくれないのです。頼れるのは自分だけです。日々の鍛錬をこなしながら、乗るべき波を探し続けましょう。
さて、「転職」というと皆さんはどのようなものをイメージなさるでしょうか?
典型的な「転職」は、ヘッドハンターや転職エージェントによる引き抜きや一般公募などにより会社を変わることです。或いは、会社を辞めて自ら「起業・独立」し、一国一城の主となることも「転職」といえるでしょうか?
ところで、この「転職」の世界に於いて、新たな波―ニューウェーブ―が到来しようとしていることに皆さんはお気づきでしょうか?
時代の潮流や情報の波を読み続け、私は或る新たな波の到来を予感しています。
その新たな波とは、「事業承継」です。
少子高齢化の波に押されて、主を失いつつある事業が「新しい力」を待っています。
事業承継は「鍵」の受け渡しに似ています。後継者には、その世界で生きていくための「鍵」が手渡されるのです。
現在、日本中で少子高齢化が進行中です。そんな我が国の事業体の大半が中小企業だと言われています。つまり、過去に誰かが創業し、今日まで続いてきた中小の事業にも、この少子高齢化の波が押し寄せているということなのです。
要するに、まだまだ続けられる事業なのに、後継者がいないという問題が全国各地で発生しているのです。この後継者問題を抱える事業に、もし、社会経験豊富なやる気あふれる人材が後継者として名乗りを上げたらどうでしょうか?
これが「転職」の世界の新たな波―ニューウェーブ―です。既存の事業には新規事業とは違って、お得意さんや様々なノウハウなどが詰まっています。
起業家への転職を目指す方にとっては、願ってもない波が到来しているのかも知れませんね。
しかし、どうすれば事業承継による起業・独立が実現するのでしょうか?この点については、このサイトでも掘り下げていきますのでお楽しみに。
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