鳥山明さんの「ドラゴンボール」と言えば、黄金期の「週刊少年ジャンプ」の発行部数600万部超えを実現する原動力となった作品としてあまりにも有名です。
「ドラゴンボール」が連載中の1984年から1995年にかけては、半ば「ドラゴンボール」の続きを読むためだけに月曜未明のコンビニに通い、最新号の「ジャンプ」を我先にと買う熱烈な読者がいたほどです。
「ドラゴンボール」は漫画だけでなくTVアニメも大人気で、普段は部活や勉強に忙しい少年たちも、水曜日だけは19時までに必ず家に帰り、チャンネルを8にして「ドラゴンボールZ」を熱心に観ていました。
「ジャンプ」の誌面を去って久しい「ドラゴンボール」ですが、その影響力は今なお絶大で、21世紀に入ってからも「ドラゴンボール超」などの続編が制作されました。集英社や東映アニメーションには「ドラゴンボール」専用の部署があると言われていますが、この人気なら企業がそこまでやるのも納得です。
「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空は、物語の全編を通じて、より強い敵との戦いを求めて、日々、ハードな修行に取り組みます。そんな中で悟空は、自分の限界を何度も突破し、急成長していくのです。
そんな悟空が選んだ修行場のひとつに「精神と時の部屋」と言われる不思議な施設があります。
この「精神と時の部屋」は、人生で48時間しか使うことができない代わり、流れる時間の密度が極めて高く、1日で1年分の修行を積むことができるのです。
しかも、外界から完全に遮断された室内は地球並みに広く、ついでに空気が四分の一で重力が10倍などと言うように、余計な刺激を排除し、集中して修行に打ち込めるだけでなく、室内にいること自体が鍛錬になるような高い負荷までかかる仕様になっているのです。
劇中の悟空は「精神と時の部屋」でのわずか1日の修行で、敵が驚くほどに一気に力を伸ばしました。
やる気あふれるビジネスパーソンとして、日々、仕事やスキルアップに取り組む読者の皆さんの中にも、「精神と時の部屋」を使ってみたいとお考えの方がおられることでしょう。
限られた時間で急成長を遂げる事ができるのですから、起業・独立、キャリアアップなどを志し、黄金の人生を歩まんとする皆さんには、「精神と時の部屋」は夢のような修行場なのではないでしょうか。
現実の世界には、もちろん「精神と時の部屋」は存在しませんが、起業・独立、キャリアアップなどを志すやる気あふれるビジネスパーソンが、比較的短期間で急成長を遂げ得る修行場ならあります。
その修行場とは、「ビジネススクール」です。
経営学修士(MBA)の学位を出す「ビジネススクール」は、ハーバードビジネススクールなど米国のものが主流ですが、当サイトでは敢えて社会人が仕事と並行して学ぶ国内MBAをおすすめします。
仮に「ビジネススクール」に入れたとしても、肝心の修行が適当では大きな成果は得られません。経営学修士(MBA)の取得を目指して時間と金を割く以上は、「起業・独立を実行するために経営を短期間で集中的に俯瞰する経験を積む」などのような、明確な目的意識を持って徹底的に修行に取り組みましょう。
「ビジネススクール」によってはカリキュラムが1年制だったり、2年制でも1年や1年半での早期修了を認めている場合があります。また、4年程度の長期履修制度を設けている例もありますから、仕事の状況や目的に応じてあなたが最も成長できる選択をしましょう。
「ビジネススクール」は、一般的な場合、人生で2年しか在学できない代わり、得られる経験の密度が非常に高く、その2年間という限られたビジネススクール生活の中で、企業などでの実務を通じて経験・習得するには何年もかかるマーケティング、会計、ファイナンス、人事などの各領域を、横断的、実践的に吸収し、経営全体を俯瞰することが出来るのです。
成長余地の大きな20代後半から30代半ばの比較的若いビジネスパーソンが、経営全体を俯瞰する経験を積むことが出来る機会は限られます。昨今、「MBA不要論」を唱える方がいますが、この点において「ビジネススクール」は、依然として優れているのです。
しかも、国内MBAなら、海外への留学とは異なり、仕事から完全に遮断されることがありません。日本で働きながら、経営全体を俯瞰する経験が手に入ります。学びの為に給料や職業を犠牲にする必要が無いのはもちろん、学びの成果を普段の仕事ですぐ実践出来るため、「学びの利回り」をも追求しやすいのです。
「ビジネススクール」を調理器具に例えると「圧力鍋」です。「圧力鍋」は、食材を高い圧力の中で加熱することで、調理時間を大幅に短縮します。
人材は「圧力鍋」で言うと食材です。
「ビジネススクール」では、高い密度のカリキュラムに加え、教授陣から次々に出されるハードな課題という高い負荷がかかります。しかも、ハイレベルな受講生たちとの相対評価で各科目に合格し続ける為には、ケースの読み込み、スキルの強化など授業に向けた徹底的な準備を、戦略的に行わなければなりません。
また、「ビジネススクール」には、敢えて時間と金をかけてハードな環境で学ぼうとする、成長意欲の高い熱い志を持った人材が集まっているのです。
もし、あなたが「ビジネススクール」の門を叩いたら、MBAプログラム攻略に向けた様々なプレッシャー(圧力)ともれなく戦うことになります。
しかも、競争相手となるクラスメイトたちは、様々な領域で活躍する優秀な人材ばかりなのですから、手を抜くことなど出来ません。
米国の大手企業の役職者の約4割がMBA取得者と言われる一方、日本企業の役員等は大学院修了者が1割以下だと言われています。日本での評価に繋がらないなら、MBA取得は時間と金の無駄と考えるのも無理はありません。しかし、MBA取得の課程では、ややもすると狭くなりがちな視野を一気に広げられる可能性があり、そこに大きな価値があると言うことをお忘れなく!
実務、MBA、資格試験などいろいろ修行して限界を突破し、成長し続けましょう!皆さんには、どうせなら伝説の「スーパービジネスパーソン」を目指していただきたいです。当サイトでは人材のレベルを測定するWebアプリを準備中です。いずれ公開しますので、ご自身の成長をぜひ数字で把握してください。
様々なプレッシャー(圧力)やクラスメイトたちとの議論の中で、あなたは様々な気付きを得ることになるでしょう。また、バックグラウンドの異なる皆さんに揉まれるという強い刺激が加わることで、あなたは被っていた殻のようなものを破ります。つまり、現状の延長線上にはない、パラダイムシフト的な急成長―限界突破―を促されるのです。
国内MBAの場合、ここに普段の仕事という更なる負荷が加わります。社会人大学院生であろうとも、言い訳無用でプロとして他の方々と同等以上のコミットメントが求められるのですから、こちらも決して手を抜くことなど出来ません。
確かに、ブランド力で勝るのは海外MBA、特に名門校への留学です。しかし、成長に必要な負荷を十分にかけるという点では、社会人が仕事と並行して学ぶ国内MBAの方が実務の負荷がある分優れているのです。
これは名を取るか実を取るかの議論ですが、当サイトでは、実を取ってハードな負荷がかかる社会人向けの国内MBAを選択なさることをおすすめします。
しかも、在学中の時間割は極めてハードになりますから、無事にMBAを取得する頃には、タイムマネジメントの能力までも向上しているのです。国内の優れたビジネスパーソンの人脈形成と並び、これは人生を通じて大きな武器になることでしょう。
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